ネット上では、オンラインカジノに違法性はないという意見も見られます。
違法ではないという根拠は、国内法では海外業者は罰せられないという点です。
海外業者のオンラインカジノは、拠点のある現地政府の許可を受けて運営しています。

日本人逮捕事例も不起訴に

許可をしている政府はイギリスやマルタなどヨーロッパの国々が中心で、中南米のキュラソーやコスタリカ、カナダの先住民族が暮らすカナワクなども代表的なライセンスです。
その国や地域で合法と認められているなら、日本人が日本国内から利用しても問題ないと思うかもしれません。
過去には日本人が逮捕されたものの、不起訴処分で釈放されたというニュースもあります。
これらの理由を根拠に国内でも違法性はなく、合法であるという認識がネット上には広がったとされています。

オンラインカジノは違法

しかし結論から述べると、たとえ国や地域の政府からライセンスを取得してる海外業者のオンラインカジノであっても、日本国内から利用すれば違法です。
現在の法律でも日本から利用すれば国内法に抵触するため、逮捕される可能性はあります。
逮捕されるリスクを考えるなら、利用は控えるべきでしょう。
また海外業者といわれるオンラインカジノの中には、日本の会社や団体がかかわっているケースはあるとされます。
表面的には海外業者を装っていても、実質的に日本企業が運営していれば真っ黒です。
運営の拠点を海外に置いていても日本企業だと判断されれば、運営団体と同時に利用者も逮捕される可能性があります。
過去にはカジノではないものの、同じような仕組みを利用したネットのサービスで日本企業の責任が問われ日本人が逮捕された事案があるので、警察が本腰が入れて摘発に乗り出せばすぐにニュースになるでしょう。

反社会的勢力との関係も・・

またかかわっている日本の企業や団体の中には、反社会的勢力との関係も疑われています。
反社会的勢力とつながりがあるサービスを利用すると、さまざまなトラブルに発展する可能性も否定できません。
登録した個人情報を悪用される恐れもありますし、賞金などを受け取れないトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
そもそも反社会的勢力が運営しているなら、ゲームの信頼性にも疑問を持たざるを得ません。
プレイヤーが見えない裏側でゲームの結果を操作している可能性もあり、これでは安心して遊ぶことはできないでしょう。
プレイヤーが使ったお金が反社会勢力の活動に使われる恐れもあり、それは市民生活の安全が脅かされることにもなります。

ネット上の違法性がないという言葉は真っ赤ウソ

このように信頼性が低いオンラインカジノはもちろん、国内からの利用は世界的な大手サービスであっても違法です。
オンラインカジノは国内のギャンブルよりも勝ちやすく、還元理湯も高いので高額な賞金が魅力です。
ネットの記事を見て違法性はない、一瞬で億万長者になれる可能性があるという言葉を見ると、自分も利用したいと思うかもしれません。
しかしネット上の違法性がないという言葉は真っ赤ウソであり、一瞬で億万長者になれる可能性というのはほとんどゼロに近いです。
多くの人は利用するとお金を取られ、最終的には収支がマイナスで終わります。
最初に入金不要や登録ボーナスなど甘い言葉のキャンペーンで誘惑をしてきますが、利用すると逮捕の恐れがあるだけではなく財産を失う可能性があります。
財産を失い生活が破綻する日本人も少なからずいるので、ギャンブルが好きな人でも距離を取っておくのが確実です。

まとめ

日本には競馬やボートレース、サッカーくじなど気軽に楽しめ合法のギャンブルがいくつもあるので、それらをたしなむ程度に楽しむのがベストです。
ギャンブルはのめり込むほど人生を破綻させるので、適度な距離感をもって付き合いましょう。